2022年度OnLine研修
2022年度 初任者研修
【研修番号:22-1】研修レベル:初級★
研修期間:2022年5月23日 ~ 2023年3月20日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2022年5月16日 ~ 2023年3月6日
医療・福祉現場において対人援助職には専門性や要支援者中心の関わりだけでなく、社会人としての基本的な態度が望まれます。また多職種との連携が欠かせないチーム医療では、時として要支援者に対してだけでなく、同僚や上司に対しても誠実な姿勢でコミュニケーションを図ることがよりよい支援へと繋がります。本研修では、対人援助職に就く新入職員の方や実習前の学生の方に向けて、基本的な姿勢というマインドだけでなく、具体的な服装や身だしなみから感染症対策、電子カルテ等で記載が求められることが多い記録の基本であるSOAP、守秘義務について紹介するとともに、”関わり方”にフォーカスした対人援助職に限らない社会人として必要とされる基礎的知識についてご紹介します。
デモンストレーションビデオで学ぶ
ーうつと不安への認知行動療法の統一プロトコル:エッセンシャル入門研修ー
【研修番号:22-2】研修レベル:初級★
研修期間:2022年6月10日 ~ 8月8日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2022年5月27日 ~ 7月12日
本研修では、ボストン大学不安関連症センターのデイビッド・バーロウ名誉所長らが開発した、「感情障害への診断を越えた治療のための統一プロトコル(Unified Protocol for transdiagnostic treatment for emotional disorders; UP)」を紹介します。この認知行動療法は、感情や気持ちへの接し方に困難を示すうつ病、不安症(社交不安症、パニック症、全般不安症)、強迫症を主な対象としております。近年ではさらに幅広い疾患や症状(双極性障害に併存する不安症状、心的外傷後ストレス障害、境界性パーソナリティ障害、過敏性腸症候群、非致死性自傷)にも適用されるようになっています。
今回のデモンストレーションビデオを用いたエッセンシャル入門研修では、UPを学ぶ機会がなかった臨床家や訓練生や、過去にUP研修を受けて自らも実践をされている臨床家の先生を対象として、ビデオを用いてUPのエッセンスを講義として5時間に凝縮し、さらに6時間30分のデモンストレーションビデオを配信期間中に見放題で提供します。映像配信型の研修となるため、いつどこでも、ご自身のタイミングと再生速度で視聴できます。
講義ではUPの基本的な考え方や、治療手続きを紹介します。また、臨床事例を使って考えるエクササイズを設けて、UPを適用する練習を行います。講義では、デモンストレーションを一部紹介し、視聴するポイントをお伝えします。加えて、セラピストとクライエントがUPを実施しているデモンストレーションビデオ(6時間30分)を視聴していただき、面接の実際を理解していただきます。
初めてUPを学ぶ方にとっては、短時間でUPの全体を知るよい機会となるでしょう。過去にUP研修に参加して実践されている臨床家の先生にとっては、デモンストレーションビデオからUP面接の実際を学び、復習する絶好の機会となります。
※なお、臨床心理士のポイントや精神科専門医資格更新単位については、講義5時間の視聴が必須となります。その他のデモンストレーションビデオは、ポイントや単位とは関係なく視聴できます。
ーデモ映像で学ぶ医療コミュニケーション研修ー
【研修番号:22-3】研修レベル:初級★
研修期間:2022年7月8日 ~ 8月22日 9月5日 オンデマンド研修 (再々延長期間(配信のみ) 2022年9月9日15時頃~9月22日(木)24時まで )
WEB申込受付期間: 2022年6月24日 ~ 8月8日
本研修では、医療者としての基本的姿勢から、患者の意思決定を支援する関わりである共同意思決定、行動変容を促す関わりである動機づけ面接、害を及ぼしてしまった場合の誠実な関わりであるオープン・ディスクロージャー、コロナ禍で求められるマスク着用時や遠隔でのコミュニケーション、ダイバーシティに配慮した資料の作成、アサーションといった包括的な医療コミュニケーション・スキルの習得を目的とします。
ー不眠症と概日リズム睡眠・覚醒障害に対する診断横断的認知行動療法研修ー
【研修番号:22-4】研修レベル:初級★
研修期間:2022年8月12日 ~ 9月26日 2022年12月19日~2023年1月31日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2022年7月29日 ~ 9月12日 2022年12月5日~2023年1月19日
不眠症に対する認知行動療法は世界的に有効性が示されている行動医学的介入です。近年は、不眠症だけに特化した認知行動療法だけでなく、時間生物学的要因や睡眠医学的要因を取り入れ、睡眠と概日リズムの機能障害に焦点を当てた認知行動療法も開発されています。本研修では、不眠と概日リズムの問題に対する認知行動療法の理論、実践法の習得を目的とします。
ー心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法研修ー
【研修番号:22-5】研修レベル:初級★
研修期間:2022年11月1日~ 12月16日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 10月18日~ 12月2日
本研修では、CPTはアメリカのリーシック博士らが開発した、「トラウマに関する認知処理療法(Cognitive Processing Therapy; CPT)」を紹介します。これまで、性暴力被害者、子どもの頃からの虐待、戦争体験などによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)を対象に、CPTの有効性が報告されてきました。その有効性は、米国、オーストラリア、ドイツ、コンゴなど、世界の多くの地域で確認されています。本研修では、CPTの基本的な考え方や、治療手続きを紹介します。また、デモンストレーションビデオを見ていただいたり、エクササイズをしたりして、CPTを臨床適用する練習を行います。
研修では実践的な内容を重視します。治療内容の初歩的な側面を知りたい方は『こころを癒すノート(創元社)』を、詳細を知りたい方は『トラウマへの認知処理療法:治療者のための包括手引き(創元社)』を通読し、認知処理療法の内容を理解しておくことを推奨します。両書籍ともに市販されております。また、『認知処理療法 退役軍人/軍版:治療者用マニュアル』、『認知処理療法 退役軍人/軍版:マテリアルマニュアル』は、以下のサイトから無償でダウンロード可能です。
http://cptforptsd.com/CPT%20Resources/
ーリカバリーを目指す認知療法(Recovery-Oriented Cognitive Therapy: CT-R)研修ー
【研修番号:22-6】研修レベル:初級★
研修期間:2022年10月21日 ~ 12月5日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2022年10月7日 ~ 11月21日
- 本研修では、ベック研究所のポール・グラント先生やアーロン・ベック先生らが開発した「リカバリーを目指す認知療法(Recovery-Oriented Cognitive Therapy: CT-R)」を、日本では初となる研修で紹介します。この認知療法は、統合失調症をはじめとする重篤なメンタルヘルス状態と診断された方を主な対象としております。米国を中心に、長期入院病院、矯正施設、急性期病院、生活訓練施設、コミュニティ・チーム、地域のメンタルヘルスセンター等、様々な場面で成果を上げています。CT-Rの概念を凝縮した5時間の講義ビデオでは、CT-Rの基本的な考え方や特有の用語を紹介し、実践へ向けた理解を深めます。配信型の研修となるため、いつどこでも、ご自身のタイミングで視聴できます。また、特典映像1では大野裕先生がアーロン・ベック先生から受け継ぐCT-Rへの思いについて語り、特典映像2では認知行動療法センターの研究者たちが、CT-Rに出てくる様々な用語に関して、また職種別にみたCT-Rの活用法について議論します。
ー認知行動療法のための臨床査定研修ー
【研修番号:22-7】研修レベル:初級★
研修期間:2022年12月5日 ~ 2023年1月19日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2022年11月21日 ~ 2023年1月5日
臨床査定は、あらゆる臨床判断を行うために必要不可欠です。たとえば、目の前の患者・相談者に対して何らかの治療を実施する際には、その患者の困りごと(症状)を評価した上で、その困りごとに適した介入法を選択する必要があります。本研修では、認知行動療法(CBT)を臨床で実践する際や、CBTの臨床研究を実施する際に知っておきたい、臨床査定の基本的な知識や手続きを習得することを目的とします。本研修では、おもに成人の抑うつ・不安に対する臨床査定を扱います。
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-慢性痛に対する認知行動療法研修-
【研修番号:22-8】研修レベル:初級★
研修期間:2023年2月3日 ~ 3月20日 オンデマンド研修
WEB申込受付期間: 2023年1月20日 ~ 3月6日
慢性痛に対する認知行動療法は,世界的にその有効性が認められている行動医学的介入です。本研修では,慢性痛に対する認知行動療法の理論的背景の理解や実践法の習得を目的とします。
慢性痛は心理社会的要因の影響を受けやすく,集学的治療や心理社会的アプローチが有効とされています。その一つである認知行動療法は,多くの研究からその有効性が確認されており,国内外のガイドラインでも実施が推奨されています。
本研修では,慢性痛に対する認知行動療法について,前提となるコミュニケーションスキルについてまず解説し,その後にデモ映像を用いて頻用される各技法や一連の流れを解説していきます。
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